シベリアチョウザメの全メス化に成功 雌雄判別作業を削減し、キャビアの効率生産を目指す
学校法人近畿大学

2019年12月9日 14時30分
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シベリアチョウザメ若魚
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近畿大学水産研究所新宮実験場(和歌山県新宮市)は、平成29年(2017年)12月に、ドイツから受精卵を輸入し、人工ふ化したシベリアチョウザメに女性ホルモンを経口投与して、全メス化させる実験を行ったところ、供試魚の100%がメスになっていることを確認しました。

【本件のポイント】
●日本で初めてチョウザメ類の全メス化に成功
●シベリアチョウザメに女性ホルモンを含む配合飼料を与えて、全メス化を確認
●雌雄判別作業を削減することで、キャビアの効率生産を目指す

【本件の内容】
養殖してチョウザメからキャビアを生産するためには、長い年月を要することに加え、チョウザメの半数がオスであるため、雌雄判別作業にコストがかかります。そこで、キャビア生産の効率化を図るために全メス化の技術開発に取組んできました。
本研究では、ふ化後4カ月目のシベリアチョウザメの稚魚150尾に女性ホルモンを混ぜた配合飼料を6カ月間与えた後、22カ月目まで通常の配合飼料で飼育しました。この中から無作為に45尾を抽出して、生殖腺の形状を実体顕微鏡で観察し卵細胞が確認された個体をメスと判別し、卵細胞が確認できなかった個体は、生殖腺の組織切片を染色して卵細胞を確認したところ45尾全てに卵細胞が確認されました。
通常オスを選別するためには、3歳程度になったチョウザメを1尾ずつ池から取り上げて、腹部を切開し、生殖腺の色や形を目視確認して雌雄を判別し、外科用の針と糸で切開部を縫合して池に戻す雌雄判別作業が必要になります。全メス化をすることでこの工程を省略することができ、生産者の労力の軽減が期待されます。



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キーワード

水産研究所, シベリアチョウザメ, キャビア, 効率生産, 全メス化, 養殖, 技術開発, 研究, 雌雄判別作業, 削減

カテゴリ
技術・開発CSR
業種
漁業官公庁・団体サービス業
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