「遺伝子発現の初期化」に重要な要素を発見 クローン動物作成や再生医療の発展に繋がる研究成果
学校法人近畿大学

2018年7月11日 01時00分
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遺伝子発現の初期化
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近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)遺伝子工学科講師の宮本圭を中心とする、米国マサチューセッツ工科大学、英国ケンブリッジ大学らの共同研究グループは、分化※1 した細胞が卵子の中で初期化され、新たに遺伝子の転写※2 を開始する際、遺伝子ごとに効率が大きく異なる原因を明らかにしました。初期化の本質解明にむけて重要な発見といえます。
本件に関する論文が、平成30年(2018年)7月11日(水)(日本時間 AM1:00)に、米国の学術雑誌「Cell Reports」オンライン版に掲載されました。

【本件のポイント】
●細胞内の遺伝子の構造が開いていてアクセスしやすいことが初期化をしやすくする
●卵の中の転写因子とよばれるタンパク質によって、アクセスのしやすさが制御される
●クローン動物作成や再生医療のカギとなる「初期化」の解明に向けて重要な発見

【本件の概要】
分化した成体の細胞を卵子の中に移植することによって、分化前の状態に戻すことができます。この現象を「初期化」といい、初期化技術を用いてクローン動物がつくられ、再生医療が大きな進展を遂げてきました。しかし、分化した細胞が卵子の中でどのように初期化されるのかは未だに解明されていません。初期化されるためには、分化細胞で発現している遺伝子を抑制し、未分化細胞でのみ発現する遺伝子を活性化する必要があります。これまで、この遺伝子発現※3 の初期化は効率が悪く、多くの遺伝子で失敗することが問題となってきました。



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キーワード

生物理工学部, 遺伝子, 初期化, 本質解明, 論文, Cell Reports, 掲載, 転写因子, クローン, 宮本 圭

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