ビールの苦味成分が手足の痛みや痺れ、腹痛を抑制することを発見 糖尿病合併症や抗がん剤の副作用等、従来の鎮痛薬が効かない痛みにも効果
学校法人近畿大学

2018年6月22日 15時30分
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6-プレニルナリンゲニンが痛みを抑制するしくみ
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近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)教授 川畑 篤史(専門:病態薬理学)らの研究グループは、ビール原料の1つで、苦味や香りづけなどに使用されるホップの成分が、リウマチの痛みや神経損傷による痛み、また過敏性腸症候群患者に見られる腹痛など幅広い痛みの治療に応用できることを発見し、マウスを用いた実験において実際に足の痛みや腹痛を抑制することを証明しました。特に、モルヒネをはじめとする麻薬性鎮痛剤が効かない神経障害性疼痛(糖尿病の合併症、ヘルペス後神経痛、抗がん剤の副作用など)にも有効である可能性が高く、今後の臨床応用に大きな期待がされています。
本研究成果は、平成30年(2018年)6月19日(日本時間)付で、エルゼビア社の学術雑誌「Neuropharmacology」オンライン版に掲載されました。

【本件のポイント】
●ビール原料のホップに含まれる6-プレニルナリンゲニンと関連化合物が、知覚神経に発現するCav3.2T型カルシウムチャネルを阻害することを発見
●神経障害によって起こる痛みや結腸過敏によって起こる腹痛が抑制されることをマウスを用いた実験で実証に成功
●臨床応用に向けた製薬企業との共同研究が現在進行中

【本件の概要】
糖尿病患者や抗がん剤で治療中の患者によく見られる手足の痺れや痛み(神経障害性疼痛)、過敏性腸症候群患者に見られる腹痛など麻薬性鎮痛剤が効かない(使用できない)痛みに対する有効な治療薬の開発が、望まれています。



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キーワード

薬学部, ビール, ホップ, 痛み, 抑制, Neuropharmacology, 掲載, 治療薬, 開発, 川畑 篤史

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